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腰痛は2本足で立つ人間の宿命の病気

公開日: : 腰痛の知識

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腰痛を訴える人は非常に多い

厚生労働省の平成14年の調査では、健康状態に関する自覚症状のうち、腰痛を訴える人は男性で1位、女性で2位と高いランクにあります。これは、前回の平成10年の調査でも同じ順位でした。

たいていの人は、長い人生の間に一度は腰痛を経験するといわれ、高齢になるほど、腰痛を訴える人がふえています。人口の高齢化につれて、この傾向はますます強まると思われます。

肩こりで悩む人も多く、女性で1位、男性で3位と上位です。肩こりといっても、首の骨の老化や変形が原因の場合も多く、腰痛と似た病態から生じているといえます。

腰痛や肩こりに悩まされるのは、猿から進化して二本足で立つようになった人間の、骨の構造に原因があります。

四本足で立つ動物の背骨は水平で、無理な負担がかかっていません。それに対して、人間の背骨は垂直になっていますので、重い頭部や上半身を支えるために、逆Sの字形に湾曲した構造になっています。そして、上半身の重みを支えながら、下半身を活動させるために、腰にはかなりの負担がかかっています。

もともと、二本足用の体ではないのに、無理をして立っているのが人間である、ともいえます。もちろん、そのおかげで脳が大きく発達し、両手が自由に使えるようになったことで、人間は飛躍的に進化してきたわけですが、その代償として、腰痛という”宿命の病気”を抱え込むことになったのです。

 



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