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「足首回し」で腰痛を寄せつけない

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ゆがんだ足首を元の状態に戻す

私たちの体の痛みについて理解するには、ガス管が破裂してガスが噴き出ている状態を想像するとわかりやすいと思います。

たとえば腰痛なら、腰というパイプの部分に穴が開いて痛みが出ているわけですから、その穴をふさぐ方法が必要です。その方法が、「収縮した腸腰筋をゆるめる」ことでした。

しかし、腰の穴はふさがっても、元栓が開いたままでは、ガスはシューシューと噴き出したままです。ガス管の内側では圧がかかりつばなしの状態ですから、次に弱い部分に穴が開いて、再破裂する危険性は大いにあります。

それが股関節なのか、ひざなのか、はたまた違う部位なのかはわかりません。ただし、痛みが起こる危険信号は灯ったままです。

こんなとき、皆さんならどうしますか。まずガス管の元栓を閉めようとするでしょう。この場合、体の中でこの元栓に当たる部位は、体の土台となっている足首だと考えています。

つまり、元栓を閉めるということは、ゆがんだ足首を元の状態に戻すことです。足首のゆがみが直るとガス管内によけいな圧がかからなくなります。体の痛みを、根本から遠ざけることができるのです。

慢性腰痛に悩まされないためには、痛みの出にくい体を根本からつくることが肝心です。そのためには、次の2つの足首回しをぜび行ってください。非常に簡単で、どこででもできる運動です。慢性腰痛のカギを握る、腸腰筋を刺激することもできます。

足首の運動「足首てこ回し」と「中足回し」

「足首てこ回し」は、足首回しの基本です。しっかりと足首を回して、足首のゆがみを直しましょう。右手と左手をてこのように使うことで、通常の足首の可動域よりも大きく回すことができます。足首の柔軟性が増すので、ひざや腰への負担が軽減します。また、足首が柔軟になることで、転びにくくもなります。

「中足回し」は、足のつま先から、足の指の中足骨の先端部までを床につけて行います。足首だけでなく、股関節もよく動いているのを意識して回しましょう。腸腰筋は、背骨から大腿骨(太ももの骨)までを結ぶ筋肉ですから、足首を大きく回し、自然に股関節が動くことで、腸腰筋にも適度な刺激を与えることができます。

足首てこ回しのやり方

①いすに座り、左ひざの上に右足をのせる。右手の親指と人差し指で、右足の甲側の足の第一指(親指)と第五指(小指)の膨らんだ部分を押さえる。左手は親指と人差し指で右足のかかとを押さえる。

②左手でかかとを回しながら、右手で足首を回す。両手は-緒に動かすが、つま先を引き上げるとき、てこのように同時にかかとを押し下げる。反対につま先を押し下げるときは、かかとを引き上げる。右回し20回、左回し20回行ったら、反対側も同様に行う。これを1セットとして、1日に1~2セット行う。

中足回しのやり方

①いすに座り、右足の指のつけ根をしっかり床に押しつける

②足首をできるだけ大きくゆっくりと、かかとで大きな円を描くように右に20回回す。次に、左に20回回す。反対側も同様に行う。これを1セットとして、1日に1~2セット行う。

 



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