腸腰筋の柔軟性と強さをチェックしよう
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腰痛を改善する運動・動作
左右両方の足で行う
腰痛が治らない人は、腸腰筋の柔軟性を取り戻すことが大事です。そこで、あなたの腸腰筋が今どのような状態か調べてみましょう。腸腰筋の柔軟性と強さを自分で簡単に調べることができる、セルフチェックのやり方をそれぞれ紹介します。
この腸腰筋のセルフチェックは、どちらも左右両方の足で行います。なぜなら、腰痛持ちに限らず、多くの人は右足と左足の状態に左右差があります。
その違いのほとんどは、普段からの体の使い方の癖などによって生じており、それが腰痛を引き起こす大きな原因の1つになっているからです。たとえ腰に痛みがなくても、ご自分の体の癖を知るためにも、ぜひチェックしてください。
腸腰筋の柔軟性チェック
①壁に向かつてまっすぐに立ち、足を肩幅に開いて、両足のつま先を壁につける。
②右足を肩幅の2倍くらい後ろに引いて、右足のつま先を少し外側に向ける。これで右側の腸腰筋の柔軟性をチェックする。
③上半身は正面に向け、しっかりと起こし、右ひざは伸ばしたま、左ひざを曲げて体を落とし、左ひざを壁につけるようにする。反対側も同様に行う。
診断
①前足のひざが壁に楽々つく人 あなたの腸腰筋の柔軟性は合格です。この柔軟性を保つために、腸腰筋のエクササイズをぜひ取り入れてください。
②壁につかない人 あなたの腸腰筋の柔軟性はすでに衰えています。エクササイズで柔軟性を取り戻しましょう。
この柔軟性のセルフチェックは、実際に行うと少しきつく感じるはずです。行ったあとに体の前側に痛みが出るのは、腸腰筋が伸びている証拠です。心配はいりません。
ただし、体の中のほうが痛くて、ひざがまったく曲げられないという人は骨の変形が考えられます。念のため、一度、病院で調べてもらうといいでしょう。
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