*

慢性腰痛を引き起こす正しくない姿勢

公開日: : 腰痛の原因, 腰痛の知識

 

001

体の生理的湾曲をチェック

慢性腰痛で、おもに痛みを感じるのは脊柱起立筋群や広背筋です。脊柱起立筋群とは、腸肋筋、最長筋、棘筋(きょくきん)のことをいいます。後頭部から骨盤までの背中の表層部にあって、背骨に沿って走る、正しい姿勢を保つのに欠かせない筋肉です。

あなたが腰痛のときの状態を思い出してください。背中や腰を丸めていませんか。本来、私たちの背中には、生理的湾曲といってS字を措いたような湾曲があります。

背中は脊柱といって、7個の頸椎と、12個の胸椎、5個の腰椎、骨盤の中心にある仙骨、そして尾骨が連結しています。生理的湾曲は、頸椎と胸椎、腰椎で自然なカーブを描いた状態です。この琴曲があるおかげで、私たちの体は頭からの重みを背骨に分散し、骨盤から足へと伝えていくことができるのです。

いい換えれば、この生理的湾曲ができているときは、きれいな姿勢で正しく立てているということです。耳の穴-肩関節-大腿骨大転子-くるぶしの前が一直線に並ぶのが、正しい姿勢です。

ここで、あなたの体の生理的湾曲をチェックしましょう。

①壁などを背にして、お尻が壁に軽く触れる位置に立ち、あごは後ろに引きます。

②両腕の力を抜いて、太ももの横に置きます。

③壁と腰の間に手を入れてみてください。

手がスーツと入る人、つまり、腰が前方にカーブしている人は合格です。手が入らない、手は入るけれど腰が前方にカーブしていないという人は生理的湾曲が崩れています。

姿勢が悪ければ、この生理的湾曲は崩れてしまいます。すると、背骨で頭からの重みを分散することができずに、骨盤が後傾します(後ろに倒れる)。骨盤が後傾すると、本来なら前湾する(前に出る)はずの腰椎が、骨盤とのバランスを取るため、後湾した(後ろに出た)状態になってしまいます。

このとき、骨盤と腰椎の間をつないでギュッと引っ張っているのが腸腰筋です。腸腰筋は、まさに腰の痛みを感じる脊柱起立筋群に括抗(対抗)する筋肉なのです。



関連記事

腰痛になるのは遺伝で決まる?

腰痛運命説 腰痛になるのは生まれつき、つまり遺伝で決まるという考え方があります。「腰痛運命

記事を読む

腰痛を起こす原因:運動

運動不足や筋肉の使いすぎも原因 骨や筋肉を安定した状態に保つには、適度な運動が必要です。反

記事を読む

慢性腰痛は悪い姿勢などが引き起こす「生活習慣病」

痛みが起こらないしっかりとした土台づくりをすることが必要 慢性腰痛は悪い姿勢などが引き起こす「

記事を読む

「腰痛」の定義

「腰」はどの部分を指しているか 「腰痛」と一口に言いますが、その定義は人それぞれです。これ

記事を読む

腰痛は心理・社会的因子も影響して発症する病気

腰痛は腰だけの問題ではない 人々はマスメディアからの積極的な報道から新しい腰痛に対する考え方を

記事を読む

  • 寝ている間に腰の痛みが解消
  • 腰痛改善ストレッチ【福辻式】
PAGE TOP ↑