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腸腰筋自身が伸張できなくなることで腰痛が発症するケースも

公開日: : 腰痛の原因

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生活様式の変化の影響も無視できない

腸腰筋は収縮した状態が続くことで、硬く縮んでいきます。腸腰筋の筋硬結(しこりのようなもの)が起こるのです。これによって背骨の生理的湾曲はますます崩れ、背中の筋肉に大きな負担がかかってしまいます。こうして、腰痛が発症するのです。

逆に、腸腰筋自身が伸張できなくなることで、腰痛が発症するケースもあります。

①筋力と筋肉の柔軟性の低下によって、腸腰筋の伸びが悪くなる

②腰や骨盤が前に引っ張られる

③前かがみの姿勢になり、背中や腰に負担がかかる

④腰痛発症

という経過をたどるのです。

このケースは、患者さんにあおむけになっていただくと、ベッドとひざの裏の間に隙間ができるので一目でわかります。ひざの裏がベッドにつかないのは、股関節が曲がっているせいであることが多く、放っておくと、腰も曲がつてしまいます。

さらに、私たち日本人の生活様式の変化の影響も無視できません。昔に比べて現代人は睡眠時間が短くなり、パソコンなどの電子機器の発達によって、1日のうちで座っている時間がとても長くなりました。いすなどに座った姿勢では股関節が屈曲するため、骨盤はどうしても後ろに倒れやすくなります。

すると、背骨の生理的湾曲は崩れ、またしても腸腰筋は骨盤と股関節に引っ張られて硬く縮んだ状態になってしまいます。これが慢性腰痛の発症に拍車をかけている大きな要因であることは、疑いの余地はありません。



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