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腰痛は人間の宿命の病

公開日: : 腰痛の原因

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人間が2本足の動物だから

「なぜ腰は痛むのだろうか」-こんな問いに対する究極の答えは、「人間が2本足の動物だから」というものに尽きるでしょう。禅問答のように思われるかもしれませんが、これはまぎれもない真理です。

人類の祖先は大昔、現在の獣類と同様に4本足で生活していました。やがて進化とともに2本足で直立するようになったわけですが、この過程で背骨の変形という大きなリスクをかかえることになったのです。

四つ足の動物の背骨は、四肢を地面に下ろしたときにもっとも安定がとりやすいアーチ型をしています。人間の赤ん坊も、生まれたばかりのときは背骨が凸型のカーブを措いていますが、これも人類が四つ足で歩いていた時代の名残をとどめているためです。

赤ん坊がやがてハイハイを始め、おすわりができるようになると、腰のあたりにわずかな凹状のカーブが生じます。やがて立ち上がり、歩き始めるようになると、背骨の首と腰の部分は前方に、背中は後方に凸型のカーブを措くS字型へと変化していきます。

屈強なアーチ型の背骨に支えられた4本の足に体の重みを分散できる動物に比べ、人間は2本足歩行の生活をするスタイルをとるようになったがために、不安定な骨格で頭や腕の重さを支えなければならなくなったのです。

このように、生来リスクの多い体の構造であることに加え、2本の腕をもつものならではの動作として体をひねる、伸ばす、かがむ、しやがむといった運動が必要となるため、腰の骨や筋肉は常に大きなストレスにさらされてしまいます。

このストレスが積み重なったとき、腰痛が症状としてあらわれるのです。



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