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腰痛やひざ痛の対策としてコラーゲンを摂取するなら「天然Ⅱ型コラーゲン」

公開日: : 腰痛に効果のある食品

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関節軟骨の最も重要な構成成分

コラーゲンは、体内で重要な役目を果たしているたんばく質で、皮膚や関節軟骨に多く含まれます。そのため、コラーゲンを健康食品として取ることで、腰痛やひざ痛といった関節痛の改善に役立つといわれます。実際、そうした目的でコラーゲン食品を摂取している人も多いでしょう。

しかし、ぜひチェックしていただきたいのが、コラーゲンの「種類と質」です。

実は、コラーゲンには、20種以上の種類があります。皮膚に多いのは「Ⅰ型コラーゲン」で、広く市場に出回っているのはこのタイプです。ところが、関節軟骨に多く含まれているのは「Ⅱ型コラーゲン」で、別の種類なのです。

関節軟骨の構成成分を見ると、水分以外で最も多いのがⅡ型コラーゲンで、約20%を占めます。ちなみに、関節軟骨の成分として知られるコンドロイチンやグルコサミンなどは、合計でも5%程度です。

Ⅱ型コラーゲンは、関節軟骨の最も重要な成分で、軟骨の形成を助け、関節の柔軟性や支持力を作るために欠かせない存在です。

関節軟骨のⅡ型コラーゲンが、加齢、肥満、ホルモンの変調、血行障害などによって減ると、関節痛の大きな原因になります。Ⅱ型コラーゲンを摂取すれば、その減少分が補われ、関節痛にも効果が得られることがわかってきています。

ですから、腰痛やひざ痛の対策としてコラーゲンを摂取するなら、Ⅱ型コラーゲンでなければ意味がないわlナです。ただし、ここでもう一つ、気を付けなければならないことがあります。

市販の健康食品に含まれるコラーゲンの大部分は、熱処理や化学的処理によって変性しています。Ⅱ型コラーゲンでも変性したものは、関節痛に効果がないことが判明しています。

したがって、腰やひざの痛みの軽減・解消を目指すのなら、「非変性(天然)のⅡ型コラーゲン」を取ることが大切なポイントになります。

関節痛の改善効果を国内外の研究が確認

「非変性Ⅱ型コラーゲン」の関節痛に対する効果を調べた研究は、国内外で行われています。その一つが、ヒューストン大学教授で、米国栄養学会前会長であるディバイシス・バグチ博士による研究です。

バグチ博士は、非変性Ⅱ型コラーゲン40mgを投与した群と、グルコサミン2000mg+コンドロイチン1600mgを投与した群とで、関節痛の疼痛指数(痛みの度合いを数値化したもの)がどう変化するかを調べました。

その結果、非変性Ⅱ型コラーゲンを投与した群では、グルコサミン+コンドロイチンを投与した群に比べ、約2倍の反応が見られました。具体的には、摂取開始から30日で疼痛指数がほぼ半分となり、実験期間の120日間を通じて、差を広げながら半分以下で推移したのです。

国内では、昭和薬科大学の薬物治療学研究室で、非変性Ⅱ型コラーゲンと関節リウマチについての研究が行われています。

非変性Ⅱ型コラーゲンは、関節リウマチによる手足の痛み、腫れ、こわばりなどを改善することが、米国やドイツでの臨床試験で明らかにされています。

関節リウマチは、患者自身の関節軟骨のⅡ型コラーゲンを、体の免疫システムが「異物」と誤認識し、攻撃することで起こります。非変性Ⅱ型コラーゲンを摂取すると、その構造の特殊な部分がスイッチの役割をして、免疫上の誤認識を正しい反応に戻すことがわかっています。

同研究室では、この作用が変性Ⅱ型コラーゲンでも起こるかどうかを、独自の研究で調べました。結果、同じⅡ型コラーゲンでも変性したものでは、スイッチの役目を果たす部分が失われており、免疫上の誤認識を正せないことがわかりました。

関節リウマチの諸症状に対しても、変性Ⅱ型コラーゲンでは効果が望めず、非変性Ⅱ型コラーゲンなら、根本的な改善が期待できるというわけです。

なお、変性コラーゲンを摂取すると、体内ではアミノ酸(たんばく質の構成成分)までバラバラに分解されますが、非変性Ⅱ型コラーゲンの場合、効果を発揮する重要な構造は、分解されずにそのまま体に吸収されることがわかっています。

「Ⅱ型」と「非変性」の表示を確かめるのがコツ

では、非変性Ⅱ型コラーゲンを摂取するにはどうすればよいでしょうか。コラーゲン食品は、多彩なものが出回っていますが、その中で、含まれる成分が「非変性」かつ「Ⅱ型」のコラーゲンであることを明記してある食品を選ぶのがコツです。

さらに、非変性Ⅱ型コラーゲンの研究は、世界に先駆けて米国で進んでいるため、米国食品医薬品局(FDA:日本の厚生労働省に当たる機関)に認可されたものや、米国で数種の特許を取得したものであれば、さらに安心して摂取することができるでしょう。

超高齢社会の今、慢性的な腰痛や関節痛を抱えていては、不安が募るばかりです。一生元気で自立できる足腰を保つ一助として、非変性Ⅷ型コラーゲンを活用してはいかがでしょうか。



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