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腰を傷めない姿勢をとりましょう

公開日: : 腰痛の原因, 腰痛を予防する生活術

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腰痛をまねく動作に要注意

腰にとってよい姿勢とは、ひと言で言えば腰椎が圧迫されない姿勢のことです。

正しい基本姿勢は次項で紹介するとおりですが、仕事や家事をしているときの動作や周囲の環境にも注意を払いましょう。

たとえば、デスクワークをするとき、机に対して適切な高さのイスを使用しているでしょうか。いくら背筋を伸ばして座っても、机が低すぎれば前かがみの姿勢をとることになりますし、逆に高すぎると、腰椎を安定させるために椎間板に余計な負担がかかってしまいます。

家事の環境にも見直しが必要です。料理やアイロンがけは毎日の仕事だけに、調理台やアイロン台の高さが少しでも低いと、腰をかがめたまま長時間過ごさなければなりません。これは腰にとって大変な負担になります。

こうした家事のあとに腰がだるい、重いと感じるようなら、とりあえず高さを調節する工夫から始めてください。調理台の上に台を置く、アイロン台の下に物をはさみ込むといった応急処置でもよいでしょう。

また、掃除機を使っての掃除も、腰を傷めやすい動作のひとつです。とくにノズルが短かすぎると、中腰の姿勢を保つ時間も長くなりますから、ノズルだけを交換するといった工夫も必要です。

これらのことに気をつけるだけでも、腰の疲れはずっと軽くなるはずです。腰痛症は筋肉疲労が積もり積もっておこる症状ですから、予防策においても日々の心がけがモノをいうのです。

腰を驚かせる動作や運動を避ける

腰椎を支えているのは靭帯と筋肉です。靭帯や筋肉の力が弱まっていると、ちょっとした衝撃や軽いひねりだけで、組織に損傷やねんざがおきてしまうことがあります。

ドイツで「魔女の一撃」とも呼ばれるぎっくり腰がその代表的なもので、必ずしも強い衝撃が引き金になるとはかぎらず、体を軽くよじっただけだったり、あるいはせきやくしゃみが”一撃”になることさえあります。

アクシデントに見舞われたくなければ、腰をいきなり驚かせるような動作は極力避けることです。具体的には、以下のような点に注意してください。

① 運動はいきなり始めるのではなく、必ずストレッチでウォーミングアップをしてから。とくに左右の筋肉バランスをくずしやすいゴルフは要注意。

② 急に立ち上がったり、勢いよく座ったりしない

③ 振り向くときは上半身だけをひねらず、足の向きごと変えるように心がける。

④ 重いものをもち上げるときは、必ずひざを曲げて腰を落とし、背筋を伸ばしてもち上げる。

⑤遠くのものをとるときは、一度体の近くに引き寄せ、改めてもち直す。

⑥ 高い所にあるものをとるときは、背伸びをせず、台などに乗って胸に引きつける形でとる。



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