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かみ合わせトレーニングで体のゆがみが治り腰痛が改善

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埼玉県 50歳 主婦の方の体験談です。

痛みが悪化して寝返りも打てない

「なに、これ!?」40歳を過ぎたころ、友人が撮ってくれた写真を見て、私は驚きました。

それは、ステージで歌う私の姿を写したものでしたが、まるでピサの斜塔のように、体が左へ傾いていたのです。

もちろん、自分ではまっすぐに立っているつもりです。「えっ、左足が短いの?」と、このとき初めて、おかしい自分に気が付きました。実は以前から、スカートをはくと、裾のラインが右側だけ上がるのも気になってはいたのです。

実際に「体がゆがんでいる」と知ったのは、45歳のときです。整形外科でレントゲン写真を撮ったところ、背骨も骨盤もゆがんでいました。

私は中学生のときから腰痛に悩まされており、いつも腹巻きが手放せないほどでしたが、これもゆがみが原因だったようです。

医師には、「このゆがみは治らない」と言われ、腰痛対策として体操を勧められましたが、その後も腰痛は悪化。特に腰の右側が強く痛むようになりました。やがて、寝返りもろくにできなくなっていきました。

そのうち、右の太ももの外側がしびれるようになりました。そのしびれは右の足先、さらに左の太ももへと広がっていって、朝の歩行が難しくなりました。

そんなとき、テレビで、長坂斉先生が出演する「かみ合わせが骨盤をゆがませる」という番組を見たのです。

「これ、私のことじやない!?」と思った私は、すぐに長坂歯科を訪ねました。それが5年前です。

実は、私はその数年前に、ムシ歯のため、左右の下の奥歯を2本ずつ抜いています。このとき入れ歯も作りましたが、使い心地が悪く、ずっと外していたのです。

長坂歯科では、入れ歯を作り、かみ合わせトレーニングを教わりました。加えて、私の場合、腰痛がひどくなったのは、奥歯がないために、前歯だけでかんでいたことが原因であることも教えていただきました。

ただ、新しい入れ歯ができると安心してしまい、通院を忘れ、かみ合わせトレーニングも自己流。すると2年後、今度は左の下の奥から3本目の歯がぐらつき始めたのです。

再度、長坂歯科へ行ったところ、根っこが駄目になっていて、この歯は抜かざるを得ませんでした。

「腰痛持ちには見えないね!」

この経験で、「中途半端は駄目だ」と思った私は、治療とともに、かみ合わせトレーニングをしっかり続けることにしました。

かみ合わせトレーニングは、毎食後、特定の歯で、専用の細いチューブを10回かんでいくものです。かむ歯は、月に一度の聴力検査で指定されますが、不思議なことに、確実に効果が表れてきます。

長坂先生からの指導を守り、かみ合わせトレーニングを続けて3年たった今、歯周病を含め、歯の不安はまったくありません。レントゲンでは、歯の土台となる骨が再生し、以前より立派に成長しています。

長年悩み、改善をあきらめかけていた腰の具合も、ほとんどよくなりました。以前は腰の広範囲にわたっていた痛みが、今は右の1カ所だけです。しかも、普段はほとんど痛みを忘れています。

ただ、冷えたり疲れがたまったりしたとき、腰に無理な角度がかかったときなど、ときには痛みが出ますが、これも、軽くストレッチをすればらくになります。

朝の足のしびれもなくなりました。立ったときの姿勢も傾きません。ウエストラインはまだ水平ではありませんが、歩くときに腰が伸びるようになりました。

以前は、腰の痛みを恐れて足だけを使い、コンパスのようにちょこちょこと歩いていたり、へっぴり腰気味だったりしましたが、今はお尻から、しつかりと前へ足を振り出せるのです。歩くスピードも速くなりました。

ここ数カ月は、本当に腰が軽いです。趣味にボランティアにと、日々、自転車で飛び回っていますが、人に「ときどき腰が痛むのよ」と話すと、腰痛持ちにはまったく見えないようで、みんな驚きます。

今後も油断せず、かみ合わせトレーニングを続けていきたいと思っています。

長坂歯科院長 長坂斉先生の解説

この方の世代は「食事は奥歯でしっかりとかむ」としつけられた人が多いようですが、奥歯を使い過ぎると、負担荷重によって、奥歯の歯周病が進行します。

この方が奥歯を抜かざるを得なかったのも、奥歯の使い過ぎが原因です。

奥歯のない状態になると、必然的に前歯を中心にかまざるを得なくなります。すると、またかみ合わせのバランスがくずれ、それに伴って姿勢もゆがむという悪循環に陥ります。

その悪循環を断ち切るには、まずは歯やかみ合わせの治療をしっかり行い、全部の歯でまんべんなくかむことです。その一助として、かみ合わせトレーニングは有効です。



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