*

足の指のまたを押すと冷えからくる腰痛が楽に

公開日: : 腰痛を改善する運動・動作

017

急な症状にも対応できるセルフケア

「先生、急に腰に痛みが‥…」

「体に湿疹が出たんですけど、どうすればよいでしょうか?」

整体サロン・り一ラ院長の松森有紀先生の元には、ときどき顔見知りの患者さんから、このようなSOSの電話がかかってきます。

そんなときは、状況をよく聞いた上で、すぐに松森先生が施術できなくても、患者さんが自分でできる対処法があれば、伝えるようにしています。

そのときよく使うのが、足の指のまたを押すという手法です。

松森先生が治療のベースにしている野口整体(整体の創始者といわれる野口晴哉氏が唱えた独自の方法論)では、足の指のまたに体の調律点があるとされています。そのため、施術でもこの手法は比較的よく使います。

また、足の指のまたは自分で押すことができるので、松森先生は施術に加えて、患者さんに自宅でやっていただくセルフケアとしても活用しています。

足の指は5本なので、当然、指のまたは4カ所あります。四つの調律点は、それぞれ対応する症状が異なり、その人の体の状況に応じて押すポイントが変わってきます。

では、四つの調律点と体との関連について説明しましょう。

第1指(親指)と第2指(人さし指)の間は、「頭」に関連する調律点です。イライラしたり、神経過敏になっているときは、このポイントを押さえます。

また、野口整体では「神経を使うと乾燥する」ともいわれているので、ドライアイや肌の乾燥にも効果が期待できます。

第2持と第3指(中指)の間は、「肝臓」の調律点です。ここが硬くなったり狭くなっていたりすると、中毒が起こっていると考えられます。ここでいう中毒とは、いわゆる食中毒などではなく、血液の質が悪くなっている状態です。

血液の質が悪くなると起こる代表的な症状は、アトピー性皮膚炎、花粉症、ぜんそくなどのアレルギー症状です。さらに悪化すると、ガンをはじめとする生活習慣病にもつながります。

患者さんの中には、施術を続けるうちに、血糖値やコレステロール値が下がった人もいました。ただし、薬を服用中の人はどんなに刺激をしても反応しにくく、効果が得にくい傾向があるようです。

O脚の人はほとんど冷え症

第3指と第4指(薬指)の間は「冷え」の調律点です。ここが詰まっている人は、自覚の有無に関わらず、冷えがあるということです。

冷えが原因で起こる症状には、腰痛や生理痛など、さまざまなものがあります。また、冷えは腎臓に影響を及ぼすため、むくみやすくなります。

そのほか、冷えている人は骨盤が開いているため、O脚が多く、逆に、O脚の人はほとんど皆、冷え体質といえます。

お酒を飲んだ後も体が冷えるので、肝臓の調律点とともに、冷えの調律点を押しておくとよいでしょう。

第4指と第5指(小指)の間は、「視神経」の調律点です。

例えば、施術前に右目と左目をまぶたの上から押さえてもらうと、眼圧の高い側の目が硬く感じたりします。そこで、硬く感じた側の足の加調律点を押すと、眼圧が下がり、左右差がなくなる場合があるのです。

ほかにも、施術後「目が見えやすくなった」という人や、「視力が回復してメガネが合わなくなった」という人もいました。

ここでいう指のまたとは、指の骨と骨の間を意味します。問題があるところは詰まっているような感じがしたり、骨と骨の間が狭くなっていたり、押すと痛みを感じるものです。

骨と骨の間が痛い人もいれば、指の付け根に近い部分が痛い人もいます。自分で押してみて、刺激する部分を探してください。

また、押したとき、しばらくは何も感じなくても、押しているうちにジワーッと痛みが出てくる場合もあります。

そのような場所を見つけて押すか、または気になる症状に対応するポイントを押すとよいでしょう。痛みがあるほど詰まっているということです。

刺激している最中は、痛くても、少し我慢して、骨と骨の間を広げるようにしっかり押してください。できれば、足の裏側からも、骨と骨との問間を押し広げるように刺激しましょう。

松森先生が施術するときは、たいていの場合、最初は皆さん、「ちっとも痛くないです」と言います。しかし、30秒も押していると、突然「痛いっ!」と足をバタつかせ、蹴られそうになることがあります。

ですが、症状のない場所は、いくら強く押しても、ちっとも痛がりません。

なお、冷えがある人は、足の指のまたを押した後、足湯をすることをお勧めします。43℃ぐらいのお湯に、くるぶしまでつけて10分ほど足を温めてください。



関連記事

腰痛が治らない人にすすめ「アウアウ体操」のやり方

仕事中やテレビを見ながらでも出来る 大阪大学名誉教授の丸山剛生先生の咬合医療センターでは、

記事を読む

「波止場のポーズ」でハムストリングの柔軟性が回復し腰痛の予防や改善に効果が

太ももの裏側がかたいと腰に大きな負担がかかる 椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症のように、痛みや

記事を読む

腰痛や寝たきりで苦しまないために週に1回、30秒のスクワット

体を動かすことは心理面にもいい影響を及ぼし 慢性腰痛にとって運動はきわめて有効です。今ある痛み

記事を読む

仙骨の辺りに痛みがある腰痛には「ほのまき体操」が効果的

筋力が弱いと体を支えられず痛みが出る 名古屋市のおばた治療室では、鍼灸治療に加え、指圧、整体、

記事を読む

身体の冷えから来ていた腰痛が「足の指のまた刺激」で楽になった

頻繁に起きるめまいまで解消した愛知県 45歳 会社員 女性の方の体験談です。 慢性の腰痛は

記事を読む

  • 腰痛改善ストレッチ【福辻式】
PAGE TOP ↑