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医師が答えてくれる腰痛Q&A その3

公開日: : 腰痛の知識

腰痛に関する代表的な質問に対して、東京大学医学部附属病院特任准教授の松平浩先生に答えていただきました。

腰痛によい姿勢とは?

Q.「姿勢に気を付けよう」とよく言われますが、「よい姿勢」とはどんな姿勢なのでしょうか?

A.立ったときには、足の裏に体重をあずけるイメージを持ってください。腰をそらせ過ぎないようにして、頭頂部を上から糸でつられているイメージです。息を吐きながら、肩の力を抜きます。このとき肩は後ろに引き過ぎないようにしてください。

よい姿勢の理想としては、このようなポイントを守りながら、脊椎(背骨)を含んだ運動器全般が無駄な筋緊張を伴わないものです。

しかし、これらの細かいポイントを意識し、理想の姿勢を維持しようとすることに、かえって大きなストレスを感じてしまう人もいるでしょう。

普段からネコ背の姿勢を取りがちだという自覚のある人は、1日の中でこまめに、「これだけ体操」などを行いましょう。

デスクワークの最中ならば、立たなくても構いません。ときどきしっかり腰をそらすことをこころがけることが、よい姿勢への第一歩となると考えてください。

腰痛におすすめの体操は?

Q.これだけ体操を続けていたところ、慢性腰痛がよくなってきました。この体操以外に、お勧めの運動はありますか?

A.私は、段階的に3タイプの運動療法をお勧めしています。それが次の3タイプです。

①腰の不具合の調整

②姿勢保持のための筋力強化

③心身を撃える全身有酸素運動

①は、腰痛を引き起こす誘因となる腰の不具合を調整する体操です。ここに、これだけ体操が含まれます。

③は、適切な筋トレによって、腰回りの筋肉や背筋などを鍛える運動です。

筋力強化によって、よい姿勢をらくに保てるようになります。姿勢がよくなれば、腰にかかる負担が減ります。

③が、ウオーキングや水中歩行、サイクリングなどの全身を使った有酸素運動です。これらの有酸素運動は、腰痛を引き起こす一つの誘因である脳の不具合の調整にも役立ちます。脳機能を高めて、脳内の鎮痛物質の分泌を促すのです。

また同時に、ガンやアルツハイマー病、生活習慣病などの万病のもとになる全身的な慢性炎症を抑える作用も期待できます。

これだけ体操で、体を動かすことに対する恐怖心や不安がなくなったら、これらの運動を取り入れていくといいでしょう。

→医師が答えてくれる腰痛Q&A その1

→医師が答えてくれる腰痛Q&A その2



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