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「5秒伸び体操」で腰痛、ひざ痛が改善!ウエストもその場で縮小!

公開日: : 腰痛を改善する運動・動作

寝た状態で手足を伸ばすだけ

「姿勢がよくなり、腰痛が改善した」

「ひざ痛を気にせず、運動ができるようになった」

「おなか周りがスッキリした」

「背が高くなった気がする」

これは、「5秒伸び体操」を行った人の、声の一部です。

今回ご紹介する伸び体操は、寝た状態で手足を伸ばすだけという簡単な体操です。簡単とはいえ、効果は、リハビリの常識を変えうるほどの画期的なものです。それを如実に示す、Eさん(70代・女性) の例を、最初にお話ししましょう。

初め、Eさんは寝たきりの状態で、認知症がかなり進んでいました。姿勢を見ると、体が右に曲がり右側が縮んでいます。しかし、機能は右側のほうが残っていたので、まずそちらを伸ばしてもらいました。

認知症のため、あまり難しい動作はできませんが、「伸ばす」ことならできました。最初は、介護スタッフが声かけしながら、右手を上げたり右足を伸ばしたりすることから始めたのです。

自力で寝返りが打てるようになった

そのうちEさんは、一人でもできるようになりました。

伸び体操をくり返すうちに、Eさんの右側の筋肉の収縮が緩んできて、できる動きがふえてきました。そして、2週間後には、自力で寝返りが打てるようになったのです。

Eさんはその後も伸び体操を続けて、半年後には、車いすに座って、生活ができるようになりました。

寝たきりだった人が、ここまで回復するのは、奇跡に近いことでしょう。

このように、寝たままでもできる伸び体操なら、寝たきりの人や認知症の人でも、一人でやることができます。そして、動けるようになるのです。

手足や首を体の中心から離すように伸ばす

体を伸ばすことを、リハビリの専門用語で「エロンゲーション(伸張)」といいます。伸び体操は、このエロンゲーションを基本にしており、手足や首を体の中心から離すように伸ばすのが特徴です。それによって、関節に負担をかけずに、筋肉を鍛える(使えるようトレーニングする)ことができます。

伸び体操のやり方の基本は、5秒伸ばしたら5秒力を抜くこと。それを3回くり返します。

伸び体操の主な効用をまとめると、次のようになります。

①くっついた関節を引き離し、元の位置に戻すので、関節に余計な圧がかからず、関節のトラブルを防げる。

②縮こまった筋肉を伸ばし、伸びきった筋肉を収縮させて、筋肉を柔軟にする。

③体幹(腹部)の筋肉が鍛えられるので、体のバランスがよくなり、姿勢が安定する。

④筋肉を伸ばしたあとで弛緩させるので、筋肉が鍛えられる。

その場でウエストが3~5cm縮小!

つまり、伸び体操を行うと、リハビリの際に必要な「筋力・バランス機能・柔軟性」を一度で総合的に鍛えられるのです。

そして、伸び体操のもう一つの特徴が、寝たまま行えることです。寝たままなら、体が重力から解放され、よりリラックスした状態になります。

また、伸び体操は簡単な体操ですが、10分も行うとジワッと汗ばんできます。実は、10分間伸び体操をすると、10分の早歩きをすることと、同等のエネルギーを消費するのです。

筋力トレーニングはできないという人でも、この伸び体操なら無理なくできます。多くの人は、これを2週間続けると、腰痛やひざ痛、股関節痛などに効果が現れています。また、伸び体操を行う前後でウエストを測ると、3~5cmほど細くなっていることも、珍しくありません。

ぜひ、これを生活に取り入れ、健康維持に役立ててください。



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