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腰痛の処方薬は有効でない場合も

公開日: : 最終更新日:2018/03/08 腰痛の治療, 腰痛の知識

安全であるが有効でない!?

腰痛で医師を受診すると多くの人が鎮痛薬を処方されるでしょう。

医師が最も多く処方するのが、非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAIDs)です。飲み薬だけでなく貼り薬もあります。貼布剤や内服薬で効果がみられない場合は肛門から挿入する坐薬を使うこともあります。

薬物療法に関して、医師が診療の際に指針とする診療ガイドラインの海外版を見ても分かるように、まず初めに処方する第一選択は鎮痛薬やNSAIDSです。しかし、近年は、この処方に課題のあることも指摘されています。

例えば、米国のガイドラインは、鎮痛薬にメリットがあるものの、危険性もあると指摘しています。鎮痛薬のひとつである「アセトアミノフェン」は、危険性が少なく安全であるが、一方で有効でないとしています。

科学的論文を集め総括している「コクラン共同計画」のレビューでも、「NSAIDsは、急性・慢性腰痛に有効だが、その有効性は大きなものではない」と報告されています。さらに最近では、鎮痛薬の常用が、難聴発症と関係している可能性も指摘されています。

→腰痛の薬物療法は転換期を迎えている



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