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腰痛にも効果があるプラセボ治療

公開日: : 腰痛の治療

暗示効果と自然治癒力が関係している

「プラセボ」は本来の意味での 「治療法」とはいえませんが、近年の劇的な研究の進展を考えると、今や鎮痛の治療を考える場合には避けて通れない問題です。

プラセボとは「偽薬」 のことで、一般に乳糖やでんぷん、生理食塩水で作られています。一見、本物の薬と同じように作られていますが、全く効果のないものです。

しかし、「優れた効果のある薬です」と医師にいわれてプラセボを飲むと、実際に治療効果が現れることがあり、ときには副作用まで現れます。この現象を「プラセボ効果」といい、暗示効果と自然治癒力、条件反射などの作用が関係しているといわれます。

従来は、特別な人に起きる特異な現象といわれていました。しかし、今では、誰にでもみられる普通の反応であることが分かってきました。最近の脳の研究では、プラセボは脳を刺激し、痛みを和らげる作用があることが証明されています。

腰痛などの痛みを抑えるためには、脳内モルヒネといわれるエンドルフィンが活性化する必要があります。仮に「鎮痛薬です」といってプラセボを処方されるとします。

そのとき患者さんの「自分で治したい」という意欲が高いほど、患者さんの医師への信頼度が高いほど、脳に「この薬はよく効くに違いない」という前向きの気分が伝わり、それが刺激となってエンドルフィンが活性化し、鎮痛効果が高くなると考えられています。



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