*

腰痛の治療にプラセボが大きな役割を担う

公開日: : 腰痛の治療

プラセボをきちんと服用すると脂肪率が低い

新しい医薬品の効果を試す臨床試験では、比較としてこのプラセボ(偽薬)が用いられることもあります。新医薬品の効果をみる際に、プラセボ効果を割り引いて本来の効果だけを確かめるためです。

プラセボは市販されておらず、臨床試験のときには比較する薬とそっくりにわざわざ作ります。科学的に検証しなければならない臨床試験では、「プラセボ効果」は排除されるべきものとされ、否定的な扱いを受けています。

しかし、患者さんの治療を第一に考える診療現場では、このプラセボを有効に使う医師もいます。これはイギリスの研究ですが、リウマチ専門医や一般内科医が、全くのプラセボではなく、副作用の少ない鎮痛薬や抗菌薬を、日常的にプラセボ薬として処方していると報告されています。

また、イギリスの権威ある医学雑誌「ランセット」に、「プラセボは最も効果のある治療薬である」という特集が組まれたことがありました。事実、その効果を信じてきちんと処方箋通りに服用し続けている人は、死亡率が低いというデータも出ています。

プラセボが大きな役割を担う

とくに腰痛の治療は鎮痛を目的として行われますから、プラセボが大きな役割を担うと考えられます。しかもその効果はゆっくり長く持続し、副作用もありませんから、高価な鎮痛薬よりも場合によっては鎮痛効果が優れていることもあります。

プラセボと聞くと、患者さんにとっては騙されたような気分になるかもしれません。しかし、科学的に検証して証明されている効果であり、むしろこれを積極的に利用するほうが得策でしょう。

そのためには、患者さんは信頼できる医師をみつけること、自分から治していこうという積極性を持つことが大切であることをプラセボは教えてくれます。



関連記事

腰痛の検査の進め方

問診は診察の重要な出発点 最近は画像検査など、検査機器が発達してきましたが、画像による検査のみ

記事を読む

腰痛は手術療法で問題解決できるわけではない

最終的な問題解決は図れないこともある 腰痛の患者さんで手術を考える場合は限られており、椎間板ヘ

記事を読む

腰痛改善に効果のあるAKA-博田法とは

9割の腰痛が原因不明 腰痛は、日本人の成人の7割が経験するといわれる、国民病ともいうべきもので

記事を読む

慢性腰痛に効果が期待できる治療法「認知行動療法」

心理的ストレスが軽減されていく ヨーロッパの腰痛ガイドラインで、慢性腰痛に効果が期待できる治療

記事を読む

急性腰痛の患者さんの満足度が高かったのはカイロプラクティック

約4割が「非常に良い」と評価 米国、イギリス、デンマークなど欧米の腰痛診療ガイドラインでは、脊

記事を読む

  • 腰痛改善ストレッチ【福辻式】
PAGE TOP ↑